surfblog 2017 山口県長門市のサーフィン

2017年12月14日

やばいリーフ

この2017−2018秋冬シーズンで僕にとっては初のヘビーなレフトのリーフをやった。 このポイントの岩棚にとってはるかに大きすぎるうねりのセットが入るたびに怖い思いをした。 今までよりも自分に課したルールが厳しくなっているから。 前までは無理だと判断してスルーしてしまっていたような波でも、今では、いったん岸に向きを変えてパドルを漕ぎ始めたら、どんなに波が危険なほれ方をしてきても、引かない覚悟でいる。 それでも結局本能が勝ってしまうことはあって悔しい思いをするのだけど。 こういうコンディションで良い波に乗れたときのアドレナリンの出方はハンパない。 ああ、これだ!この気持ちが原点だって思い出させられる。

冬に何度か来るこういうチャンスに万全で挑戦できるようなコンディションでにいつも体を調整しておきたいと強く思う。 SHTさんはヤバイセットが何本もたて続けに入って、テトラにどんどんぶち当たっているインサイドの状況も気にせずに、一本目の波からイケイケで乗りまくっていた。 ITOくんは、今までよりもドライブを効かせるターンを意識して練習をしていた。 僕は、良いライディングというのは一本もなかった。 とはいえ、純粋にめちゃくちゃパワーのある、水量のものすごい壁が、ショルダーの向こうの方まで張りまくった波をかっ飛んでいくこと自体がすごい喜びを与えてくれた。

山口県の某サーフポイントにて





2017年11月30日

ビーチでもヘビーなコンディションになる?

最近、そんな質問をされたのだけど、

もちろん!

僕も、サーフィンを始めてしばらくリーフなんかでサーフィンさせてもらえるチャンスはなく、どんなにクローズアウトしているコンディションでもビーチでサーフィンしていた。 それで鍛えられたところは大きい。

僕がサーフィンを始めたオーストラリアでも、いつも混み混みだったビーチが、すごいでかい波があるのに無人だったりする日があって、その頃は怖いもの知らずだったから「やった!今日は乗り放題じゃん!」とか思って入っていた。 そんな日はゲティングアウトできずに結局何時間もパドルとドルフィンの地獄で、最後にスープでテイクオフして上がるという結果になっていたけれど。 もちろん自分の技量を無視して、荒れてる海に入るのは危険だけど、

ヘビーなビーチに入ること抜きに上達することはないんじゃないだろうか。

今でも、YD君なんか、下手したらリーフがでかいような日でさえ、そのリーフの波質がイマイチだったら、めちゃくちゃハードなビーチに1人で入っていたりする。 KRくん、AJくん、KPくんなどもそうだ。 不規則なビーチは、逆に言えば、どんな日でも選べば良い波もあるし、学べることは多い。


写真は長門市大浜海岸 サーファーはN君

長門市大浜のサーフィン このドルフィンの後は、10秒ぐらい水中でもまれていた

スープの厚さが頭半ぐらい(写真はサメじゃなくてN君です)






 2017年10月8日

秋冬シーズン到来!

先月ぐらいから始まったっぽい!

夏の小波〜フラットシーズンに耐えて、この時期が来るのを待っていた。

先月からリーフもちょくちょく上がってるし、最近は二位ノ浜の地形も悪くないと思う。

レギュラーもグーフィーも水抜けの良いセクションがあったりするし、

前回のビーチも特にレギュラーの掘れ方がすごかった。

KRくんとKPくんがどんどん攻めていたけれど、

KPくんは、ヘビーなチューブをメイクしていた代償として、お気に入りのボードが真っ二つに折れてしまっていた。

技の練習をするとボードがどんどん壊れるし、折れたりもするけれど、

それを避けたいなら上達をあきらめるしかない。

攻めているからボードが折れる、というパターンは喜んで良い状況だ。

逆に、ずうっとずうっとボードが壊れないサーファーは例外なく、もう上手くなったりすることはなくて、なんというか落ち着いてしまってる人が多い。





以下チューブのシークエンス8枚は 当教室講師 Memo

2017年1月 撮影MBOさん









2017年9月20日

イルカの家族

台風の影響で金、土、日、月、そして今日まで良い波が立っていた。

一番の波は日曜日の長門市内が台風の暴風域真っ只中の時間のレフトのリーフだったようだ。 僕は行けなかったがYDくんが一人で入ったらしい。 滅多

にそういう言葉を使わない彼がけっこうハードだった、と言ってたので、半端

ないヤバい波だったのかもしれない。

今日は波乗りよりも、イルカの家族が遊びに来てくれたことの方がメインイベントだった。

夕方の5時ぐらいだったか、それまで沖の方でちょびっと丸い背中や背びれを見せたりしていたイルカの一団が一気に僕たちがサーフィンしているあたりまで寄ってきた。

KRくん、AJくん、STSHくんその他、数人のサーファーがみんな大喜びで彼らを歓迎した!

イルカの人数も僕らと同じで10頭ぐらいだったと思う。

僕は彼らがいた沖の方までパドルして行って、ボードの上に立ち上がって、

一気に飛び込んでイルカの群れにダイブして手でイルカの身体に触ろうとしてみた。

先月と同じこの遊びは今回もあと数センチというところでイルカに触れないままだった。

でも、前回は一頭だけだったことと比べると、今回は、5頭とか固まって泳いでいる中を目がけてジャンプして突っ込んでいくのだからアクシデント的に、偶然どれかのイルカにぶつかったりできそうなのに、結局ずべてのイルカが寸前で体をひるがえして僕のタッチをよけるのだ。 こういう完全な野生のイルカに触ることって至難の技なのかもしれない。

みんな、僕と追いかけっこをするのが楽しいみたいで、水中では「キーキー

キー♪」

という、楽しそうな甲高い超音波みたいな声で会話をしているのが聞こえて嬉しかった。

この声は、水面より上にいる時は聞こえないが、水中に潜ると聞こえるのだ。

先月のイルカくんは一頭だけだったからなのか、この声は出していなかった。

僕たち人間には言葉が通じないって思って声を出さなかっただろうか。

今度は一人で遊びに来ても僕に話しかけて欲しいなと思う。

この家族は、もしかしたら先月迷い込んできた一頭のイルカくんの家族かもしれないなと思った。

あいつが、「二位ノ浜に行こうよ!フレンドリーな人間がたくさんいて一緒に遊んで友達になったよ。みんなに紹介するよ!」と言ってイルカファミリーのみんなを連れて来てくれたのかもしれない。 何といっても彼は僕らと遊ぶのが楽しすぎて24時間以上も二位ノ浜にいたぐらいだ。

みんなは今回は20分〜30分ぐらいでどこかへ行ってしまった。

イルカくん、家族に出会えてよかったね!






2017年8月8日

迷子のイルカ

台風は大きくそれてしまい、予定していたリーフは上がらず、ビーチでサーフィンした

ところで、KRくんが昨日「イルカが一頭だけ二位ノ浜に迷い込んできてる」

と電話をくれていた

様子がおかしいからどうしようか?と心配してた

まず、単独で行動するイルカというのが珍しい

僕は、この山口県、長門市エリアだけでも20回ぐらいはイルカと遭遇しているけれど、

一番小さなグループでも2頭だったし、通常は数頭の群れで行動しているのしか見たことがなかった

それはKRくんも同じで、一頭だけだというのは仲間からはぐれたのかもしれ

ないと考えた

(あとでネットで検索すると、雄のイルカの単独行動もたまにはあるらしい)

もう一点は、イルカは通常、少しずつ移動して行動するので、いくらのんびり

とゆっくりとリラックスして泳いでいる時でも、彼らが同じ場所に滞在する時間は長くても1時間以内ぐらいのことが多いということ

通常は、ほんの数分ぐらいでまたどこかへ行ってしまうことが多い

なので、このイルカが朝から何時間も同じビーチにいてぐるぐる回遊し、

夕方になっても去ろうとしないという時点でKR君はイルカが怪我とか病気

とかしてないかが心配になったというわけだ

「下関の水族館に電話してみたら?」という僕の意見に同意してKR君が電話してみると、下関海響館には、前日に他の場所の他の人から同じような報告があったらしい

スタッフの人には、また次の日もビーチを去らずに、しかも様子がおかしかったら再度連絡をしてくださいと言われたそうだ

そして今日に至るわけだが、僕が行った時も同じイルカがいた

僕が駐車場に到着すると、KR君、KP君、KJ君たちが近くで触れそうだった

とか目が可愛いだとかみんな楽しそうだった

僕も早速ゲティングアウトしてみると、いきなりイルカ君が挨拶に来てくれた!

僕はすぐに水中に潜って、対面してみると、僕の周りをぐるぐる泳いでくれる

本当に、もうさわれるなという近距離に来てくれるけど、あと5センチというところでヒョイっと避けられる

イルカ君は、波が来るとサーファーと同じように波を捕まえてインサイドまで乗って行くということを何度も何度も繰り返していた

僕が波待ちをしていると、また僕のボードの下を泳いだりしてくる、そしてら僕はまたその場でボードに立ち上がって、水中に飛び込んでその勢いでイルカ

君に大接近して追いかける、という遊びを僕もイルカ君も気に入ってしばらく繰り返していた

こうなったら意地でも触れてやろうと思って頑張った

みんなが触れなかったのに俺だけ触ったみたいにしてやろうと笑

でも、本当にギリギリで避けるのだ

みんなが言ってたのは、磁石のSとSみたいに、近づけると、フワッと遠ざか

るみたいな感触で逃げられるということ

好奇心旺盛な遊び好きな子供のイルカだなと思ったけれど、やっぱり野生動物としての警戒心はちゃんとしてるのだろう

そういえば、結局僕は今までの人生の中で、野生のイルカにはどれだけ近づ

いても直接体にタッチできたことはない

いつかイルカに触れてみたいなと思うけれど...

この時点で二位ノ浜に24時間以上も滞在していたはずだけど、なんでこのビーチにずっといたのだろう

サーファーたちがたくさんいるのが楽しいということと

この浜では波が崩れるので、それが楽しいということ

その両方だと思う

元気そのものではしゃいで遊んでいるので、病気とか怪我とかは全然心配な

いようだ

でも、家族とかとはぐれたのだとしたら大丈夫なのだろうか

それでも、夕方の4時過ぎぐらいにはいつの間にかどこにも姿が見えなくなっていた

たくさん一緒に遊べてすごい楽しかったから、いなくなると寂しかった

無事に、沖に向かって旅立ったのだろうか

家族に出会えるといいね、と僕らは話していた







2017年7月13日

パドル

もう長いことサーフィンをしてきたけれど、未だにパドルについていろいろと考えたり悩んだりすることが定期的にある

世の中に出回ってるパドルのノウハウ的な解説をちょっと読んでみたけれど、あるプロは「水中にできるだけ深く」とか、

あるプロは「浅めに」とか、「ひじは一切曲げない」とか、「適切に曲げる」とか、矛盾してることもあるし、結局こんがらがってわからなくなる

KR君なんかもパドルは相当速いのに、「まだまだ研究してるし、まだまだ進化してる」らしい

僕としては、結局人の話はよく理解できないので、自分自身が一番スイスイ進むんでいるように感じるフォームに落ち着く

でも、サーフィンのすべてのターンが一生かけて研究しながら追求していくものだし、パドル一つとってもそういうものなのかもしれない

ついこないだまでは定期的に北うねりが入ってたけれど、最近はフラットが続いてる。波が無い日が続くとパドルのトレーニングをしに行くけれど、

体力維持だけじゃなくて、フォームの研究もするべきだなと思う

以下シークエンス写真5枚は講師キャプテンメモ 撮影BAD F君 2017年3月 長門市のサーフィン






2017年6月4日

BIGWAVE

今日はビッグウェーブ、そして僕は新しいエクストリームスポーツを始めた

昔、馬からヒモを伸ばして、罪人の足首に結んで、町中を引きずったらしい

けれど、

僕はそいつを水中でやるのだ

違いは僕は罪人じゃなくて、それを楽しんでいるということ

やり方は、まずビッグウェーブでワイプアウトして、自分は水中に沈んだ状態で、サーフボードだけがうまく波に乗るようにして、自分は暗い水中で水平

方向に、10mぐらい真横に引きずらせるのだ

感触としては自分が魚雷になったというか、なんというか、とにかく、足が前にあって、すごいスピードで進んで超楽しい!

というか死ぬかと思った!笑

こんな経験、以前は記憶にないけどなんで今日はこれになったのか考えたら、

多分、今日初めて使ったビッグウェーブ用のリーシュが8ftで長めだという

ことが関係していそう

最近何年もこんな長いリーシュ使ってなかったし

ボードも初めて使った長い板だし、

慣れないことをすると何が起きるかわからない

とにかく、今日のビッグウェーブも半端なかった

一年間を通して何度か怖いぐらいの波が立つけれど、今日もそんなコンディションの一つに入る

サイズももちろんだけど、パワーがすごくて、ワイプアウトして、ボトムに

叩きつけられると、水量が多く面が硬すぎてコンクリートに首から落ちるような衝撃だし、車にはねられたようなショックを受けたりした笑

巨大なレフトの波に、今日初めておろす6’10”のラウンドピンテールのセミ

ガンで、大きなカービングを華麗に描く予定だったが、そんなイメトレとは

かけはなれたブザマなバタバタふらふらのライディングだった

やっぱ、いきなりビッグウェーブじゃなくて、小波でスタンスの調整とか慣

らしておくべきだって、当たり前のことを反省した

とはいえテイクオフはやはり早いし、少しずつ慣れてくるとレールも寝かせてドライブターンの練習も結構できた

テイクオフは早いはずなのに、それでもやられるようなホレホレのヤバいセットが来るのだ

黒いぶっ太いうねりがアウトにメラメラっと立ち上がり、自分の沖で崩れるたびに「あー!!!こんなの来るなんて聞いてねーよ!!!」とか何度か叫んだかわからない笑

ドルフィンも効かず、分厚いスープがダンプカーみたいに突っ込んでくるたびにボードに立ち上がって飛び込んだ

テイクオフで、波の高低差に平常心を失い、ボトムを見下ろすと怖くて引いて

しまったのも数回あった

この感覚が何よりも嫌だ! 何よりも屈辱的だ

あー、俺ってなんてダサいんだろうって悲しくなる

今日みたいな波でサーフィンをするたびに、僕は真剣に上手になりたいって心から思う

もっともっとサーフィンに注がなきゃダメだなって悔しく思う

でも、数時間のセッションを終えて、日が暮れる海から上がって、弱り切った

足腰で車にとぼとぼと歩いていると、ぼーっとした極限の疲労感の中で、

じわーっと今日のセッションに参加できた充実感がこみ上げてくる

あ〜!サーフィンはすごいなあって・・・ 感動だ

今日の参加者、MNB君、OMT君、MRTさん、SHTさん、ITO君、YD君、

AJ君、KP君、

もっとも記憶に残ったのは、YD君のホレホレのテイクオフ 精神力の強さで、どんなにレイトでも引かずにドロップする迫力はすごいし、ボトムターンもスタイリッシュで、去年のCTのフィージーのガブリエルメディナと重なって

見えたぐらいカッコよかった あの大会では波のサイズも今日と同じようなヒートもあったし

ITO君も、ヤバいテイクオフをメイクしたのがあって、今まででITO君のサーフィンを見てきた中で、歴代1位のカッコ良さだった!進化してるなあ

SHTさんも、奥のピークから良い波をとらえる技術が冴えていた

明日はサイズダウンで他のリーフかな?

サイズが落ちた明日は僕は途端に強気になりそうで可笑しい

See you tomorrow!!







2017年5月24日

週末は波が上がりそうな気配

週末は北うねりがアップしそうだ。

金曜日〜土曜日はリーフの可能性も!

日曜日にも周期の長いグランドスウェルが残ってビーチが最高かも?

QSの6,000のIchinomiya Chiba Openが開催中だけど、大原洋人には特に

期待したい。

昔、大野マーのライディングを初めて見た時以来かな?Hiroto Ohharaは

世界に通用しそうなターンだと思わせてくれる。

彼のポテンシャルを引き出すにはある程度サイズが上がって欲しいところ。

2018のCTに上がれる可能性は十分にあると思う。頑張れHiroto!!


以下シークエンス写真5枚は当教室講師Memo 2017年2月 撮影J









2017年4月21日

神様からのプレゼント

先週はAJ君の誕生日に合わせて海の神様が届けてくれたような最高のリーフ

Rを楽しむことができた。 SHTさんは体重をフルに乗せた大きなカービング

を僕とKRくんに見せ付けたりフィンをぶち抜くような思い切ったリップを

重ねていたし、KR君もキレのあるサーフィンでスプレーを飛ばしまくっていた。 僕もバックサイドのエアリバースでテールファーストの着地が惜しいヤツが一回あったりして調子はよかった。 AJ君も念願のプレゼントのおもちゃで遊ぶ子供のように楽しそうに乗りまくっていた。

KR君とAJ君とSHTさんと僕でシェアしたサイズもクオリティも申し分ない波

の良さも最高だったけれど、その日の景色は心に残るものだった。

僕らがセットを待つ海の沖の、さらに遥か彼方の雲の切れ目に沈む太陽はしばらく空をオレンジ色に染めていた。 そのあと水平線に落ちた夕陽の残骸が青白く光っていて、波の上に神秘的な筋をつけていた。 水の質感はやけに滑ら

かでどこか金属的だった。

SHTさんは早めに上がり、その後ほとんど暗くなったタイミングでかなり奥のポジションからKR君がかなり良い波に乗った。 僕はゲティングアウト中に

横から見たのだが、この暗さだと、乗ってるKR君は影絵の物語の登場人物のような非現実的な躍動感で黒いシルエットだけが疾走していく。 3回ぐらいアップスをした彼は実際にすごく加速していたけれど、暗いからなおさらものすごいスピード感に見えてカッコよかった。 夕方の干潮は9センチ以下とかで、インサイドの海底の岩が浅すぎるこのポイントとしては危険なコンディションだったが波の良さが楽しすぎて誰も気にしていなかったと思う。

完全に暗くなりKR君も上がったが、AJ君と僕はナイトサーフィンのセッションを楽しみ続けた。 沖のドーナツ岩にセットがぶつかり飛沫があがった気配は何となくうっすら見えるし、自分たちの何十メートルか先の暗闇の海がうねると僕らはテイクオフの準備をした。 どこで崩れるのか予想しやすいリーフのポイントブレイクならではのポジショニングのおかげで、ヘタに小さいビーチ

よりもさらに乗りやすかったかもしれない。 テイクオフの瞬間にはショルダーもボトムも何も見えなくても何だか感触で立ち上がるタイミングはわかるから不思議だ。 黒いうねりに合わせてパドルしまくり自分の底の海が落下するタイミングで立てば良いだけだ。 AJ君がセットの大きな波にテイクオフする瞬間を横で見るのは(あまり見えないけれど笑)暗闇の演出で本当に迫力があった。 しばらく絶叫しながらセッションを楽しんだ後、二人とも同じセットの波でプルアウトしてもう上がろうかということになった。

岸に向けて漕ぐ途中に絶壁の岩を廻っているころには遠くの街の明かりが宝石箱のようで本当に綺麗だった。なんだか都会っぽく見えて「お〜!東京っぽい!」とか言ってたけど、「いや、どっちかって言ったらニューヨークっぽ

いっしょ!」とか言いながらテンションは上がりっぱなしだった。 そのあとで夜光虫(プランクトン)が出てきて、僕たちのパドルする手の形がキラキラ

とグリーンに輝き出して「お〜!!!夜光虫だ!!!」とか言ってさらに大騒ぎだった。 かなり久しぶりに夜光虫を見たが、なんか一粒ひとつぶの光が強くて青というか緑というかが濃くて星屑みたいだった。

海から上がって着替えた頃には明るい満月が昇ってくるし、気温もやけに暖かくて夏っぽい虫の声も聴こえてきたし、KR君もAJ君も僕も突然の奇跡的な1日に夢のようだねと大騒ぎで3人とも笑顔が溢れまくっていた。








2017年2月22日

攻めてるっぽい???

2016〜2017のシーズン 僕はよく怪我をしている

岩に叩きつけられたりボードにブチあたったり


以下写真5枚 当教室講師Memo  撮影J 

長門市のサーフィン

講師メモの後頭部から流れ落ちる鮮血&英単語

一度岩に頭を打つたびに英単語を1200個ぐらい忘れる

膝を打つと英単語68個ぐらい忘れる

足の裏は英単語27個ぐらい忘れる

スネは、もうどうでもいいか...








2016年12月31日

2016 秋冬シーズン

波のサイズが安定して大きくなってくる割には寒さはまだ本格的ではないこの時期が一番好きなサーファーは多いのではないだろうか。

冬本番になる前に僕らはガンガン海に通い、さらにサイズアップしてくる時期までのウォームアップのように調子を上げていく。

この秋〜冬も、みんな本当に全員と言ってもいいぐらい仲間たちはそれぞれに進化しているようだった。


以下写真は9月〜11月 撮影J

当教室講師Memo

当教室講師Memo

NOB

MR.SHMOO

KR

KR

AJ

AJ

ITO

OMT

YGT




サーフィン写真






サーフィン用語

ノーズ サーフボードの先端

テール サーフボードの最後尾

レール サーフボードの横の部分(この部分を沈めてターンする)

フィン ボードの裏のサメのヒレのような部分(これもターンに使う)現代のボードは通常3つある(昔は一つだった)

ターン 方向転換のこと (緩やかなターンから急激なものまで)

パドル 波の崩れる沖合までクロールのようにこいで移動すること

ドルフィン 沖にパドルアウトする時に目の前で崩れる波をイルカのように潜ってやり過ごす技

レギュラー 岸から見て右から左に崩れる波

グーフィー 岸から見て左から右に崩れる波

ブレイク 波の崩れ方、崩れること

ショルダー 波の斜面の今から崩れる部分

ボトム 波の一番下の底の部分

トップ 波の一番上の部分

アウトサイド 岸から遠い沖の方

インサイド 岸に近い波打ち際の方

テイクオフ 波を捕まえてサーフボードに立ち上がる動作

カットバック 波の上を走っている最中でUターンをして戻ること

パワーゾーン 波の力が一番強い部分

ライン 波の上の自分が走るコース、そのコース取り

360 走っている最中に360度の水平方向の回転をすること

リップ(オフザリップ) 波のトップでの急激なターン

ドライブターン 脚力、遠心力、高度な体重移動の技術を使って、水中に深くレールを入れて、大きく加速していくターン

カーヴィング 波のトップでレールを深く水中に入れてドライブターンすること

マニューバー 波の上ですべての技術を使ってボードコントロールを行い、思いどおりの動きをすること あらゆる技の総称

メイクする 技を成功させること

エアリアル フルスピードまで加速して、波のトップから空中にジャンプする技の総称

チューブ 波の崩れ方によっては空洞になりトンネルのような土管のような部分ができる

このチューブに入り、そしてメイクすることはとても高度な技術を必要とする

ワイプアウト 波に乗っている時に転倒してしまうこと

パーリング テイクオフを失敗して落下すること

掘れる 崩れる波の斜面が急激に切り立って角度が直角に近くなること こういう波はテイクオフが難しい

たるい 崩れる波の斜面がとてもゆるやかな波のこと

刺さる テイクオフの瞬間やターンの直後にノーズが波に突き刺さること

セクション 波のある一部分 または進行方向の数メートルの範囲

フローター 進行方向の波が一気に崩れるセクションで崩れるトップを無重力で滑るように横に走り抜ける技

前が落ちる 波の進行方向、自分の目の前の波が崩れてしまうことによって、それ以上横に進めなくなること。 それ以降は真っすぐ岸に向かうことしかできないので、その場でライディングをやめたりする